2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

つながりの作法

綾屋紗月さん、熊谷晋一郎さんの『つながりの作法』再読。 本書の第1章と第2章では身体内部でのつながりについて、3章ではコミュニティレベルで検討し、 4章と5章では、当事者研究の可能性と具体例について書かれている。 章を追っていくごとに、「私」から…

引用の衝動

カフカの「訴訟」と「城」はヨーロッパ世界の、「法」の、長い歴史を、ユダヤ人なればこそ、踏まえた作品です。「法」の不条理を「理解」できなかったばかりに、主人公は滅びる。小説ながら、最後の悲劇だと思います。しかし著者は亡くなる直前に、自分の作…

部分引用

随分前に読んだ『つながりの作法』を再読。 自分と綾屋さつきさん、熊谷信一郎さんとの共通点と相違点について第一章と第二章から「部分引用」してまとめてみました。 ●綾屋さつきさんとの共通点。 私の内側からの感覚で言えば、「どうも多くの人に比べて、…