考えること 2

特技は何かと聞かれたとき、僕は「考えること」と答えてます。
しかし、研究者や経営者でもないのに「考えること」を活かせる所在は中々ありません。
研究者や経営者でも決して「考えること」が重視されているわけではないはずです。

例えば、研究者は毎日沢山の文献を読み、論文を書き、翻訳をし、講義をこなし、
所属機関のルールや人間関係と葛藤し・・・と実際はどんな日常を送っているのかは分からず、
想像でしかないのですが、「考えること」以外の社交的物理的な体力が必要なのは恐らく確かです。
少なくとも読み書きする体力は必要なはずです。

しかし僕にとっては、本を読むことさえ障害が多いのです。
本を読み、文章を書く態勢がしっくりこないのです。
それに、考えごとをしていると事務処理能力は低下するし、
何より社交的物理的な体力を発揮できない状態と「考えること」は強く結び付いているような気がします。


では僕の言っている「考えること」とは一体どのような行為であり、姿勢なのだろうか。
そしてそれは特技といえるのか。